
我が校の生徒会長シンゾー君のひとり善がりが校内をざわつかせています。 非暴力を謳った校則は変えられないけれど、何か都合の悪い状況になったときには武器を持って戦えるように、生徒会だけで行動指針を決めてしまいました。一般の生徒には詳しい話をしないまま、先日は米國高校へ出かけて番長の小浜君に約束してきました。 「今後もし喧嘩があるときは、今までのようにお金だけを出すのではなくて、武器を持って後ろから付いて行きます。」・・と。 子供の頃から、僕は弱虫なんかじゃないと言い続けたシンゾー君には信念があります。 「敵が攻めて来た時には話し合いなんか約に立たない。自分よりも強そうだから仕掛けても勝てないと思わせることが肝心。それが結果として争いを避ける唯一の方法なんだ。」 そう言いながらも心の底では半信半疑。 「もしかして本当に揉め事が起きたら犠牲者が出るかもしれない。でも今そんなことを言ったら小浜君との約束が守れなくなるかも。役員会を多数決で乗り切るまではトボケとくのが得策だ。」 敵って誰のことですか? 「決まってるじゃないか!となりの国中高校と朝北中学だよ。こっちが腰抜けだと奴らに見抜かれたら何を



