
10年以上前だが、大きな病院の人間ドックで前立腺がんの可能性が見つかり、更なる検査のためにと2泊3日の入院を勧められた。その時は疑いが晴れてそのままになっていたのだが、数年前にまた別の病院で疑惑が生じることに、、。 そしてエコーやX線を使った再度の検査でも結果は白で、癌ではないが前立腺が肥大しており、放置すれば頻尿になることはあっても薬で良くなることはないという。 男性は多かれ少なかれ老化によって膀胱が硬化収縮して排尿の間隔が近くなってくる。この症状を改善させるには今はレーザーで焼くという簡単な方法がある。この方法であればメスを使うこともなく1週間から長くても10日ほどで退院可能だとも。 このまま薬を飲み続けて進行を抑えるのも一方ではあるが、失禁ジジイになるのは嫌だし「この冬の間に手術しとくか」と思い立った。 ただ、そうは言っても10年前の体験が非常にインパクトのあるトラウマになっていて、手術室に入るまでどこかに躊躇する気持ちがあった。今回もその時と同じような全身麻酔をかけると聞いていたからだ。 10年経ってもはっきり覚えている。入院初日はい