本州や沖縄と同じくらいの、いや、ときにはそれよりも高い気温が続く札幌ですが、8月23日、とうとう来ました。過去150年の観測史上最高、36、3℃の猛暑日を記録。以来札幌では三日連続で35℃以上の最高気温が続きますが、8月のお盆を過ぎてからの連続真夏日や熱帯夜も初めてだとか。 北米全域で100箇所以上の山火事が発生。鎮火の可能性がある場所は1割未満で、大半は放置するしか術がないという無力感。マウイ島の火災では過去に例のない犠牲者が出たようです。かと思えば世界中で異常な降水による洪水が発生したり、大規模かつ広範囲な乾燥による農産物の被害や飢餓のニュースも後をたちません。 これらの事象を俯瞰してみると、大雨が降ったり日照りになったりといった個別の災いは、全てわずかな(?)気温上昇に起因していることが明らかです。それと意識せずにとは言え、我々人類が地球に甘えてきた結果であることも明白です。 そんな猛暑日の昼下がり、窓もドアも全開の工房の中に若いメスのアオジが飛び込んできました。かなり消耗しているらしく、自力で飛び立つ自信がなさそうです。これから1ヶ月ちょっとで東南アジアへの旅
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盃テラス
13歳おそるべし
13歳の孫娘がニュージーランド旅行で撮った画像を編集したスライドショウを見せてくれた。千数百枚から選び出した画像を自分で加工し、フェードアウトや回転などの小技をふんだんに使い、シーンに合わせたBGMまで入れた脱帽物だ。 孫娘は小学校の頃から接続先限定のキッズ携帯は持っていたが、やや古めのi Phoneを使うようになって確かまだ2年くらいかと思う。こちとら30年も前からガラケーは使っているし、i Phoneになってからも6〜7年は経つというのに、電話とLINE、それに天気予報くらいしか見ない。最近ではカメラを使ってみるようになったし、この上なく便利なツールということはわかってきたが、あまたあるアプリは自分には縁がないもので今のところ邪魔なだけ。 子供の頃から何の不思議も感じることなく手のひらのタッチ画面と一緒に育って来た訳だから、アナログジジイには理解出来なくても自然なことなのかもしれない。 13歳の女の子が作った我が家族の秀逸なスライドショウをこの場で見せる訳にはいかないのが残念だが、孫娘の背中は遠くなるばかりだ。
終活その1・生前贈与
親の世代を全て見送り、今を生きる家族の最年長者になって、自分達のポジションを時々考えるようになった。これまで何とも思わず持ち上げていたものがだんだん辛くなったり、階段の上り下りで息切れするようになって体力の衰えを突きつけられ、事あるごとに高齢者の分類にはめ込まれて、否が応でも老化から逃れられない命の掟を知る。 80歳半ばの今の日本の平均寿命をベースにするとまだまだ先の事と思えるが、これはハイレベルな医療があってこそ。途上国や紛争当事国では平均寿命が60歳を切る国だって多いというから、終活を考える立場に不足は無い。 終活の取っ掛かりとしてまず思いついたのは息子と娘に対する生前贈与だ。せいぜい葬式代くらいを除いて残す金など有りはしない。そのことを念押しした上で、まだ完全な年金生活者という訳ではなくもう少しの間は働けるから、今のうちに何かを残してやりたい。我々夫婦の子供に生まれて来てくれ、決して満足のいく暮らしではなかったが、それでもそれぞれが誇れる家族を作っている。そんな二つの家族に忘れ難い旅をプレゼントしようと2月頃に夫婦で合意した。 世界中どこでも良い。若い頃から我々
無事だった・・
一昨日の朝、工房のすぐ近くの道路際で2頭の子を連れた母熊が日向で寛いでいるところに出くわした。カメラを取りに工房へ行ってそっと戻ると、こちらに気付いた子熊を先頭にゆっくり斜面を登って笹の海に消えてしまった。 いつも3頭揃ってというわけではないが、春から何度も見かけていた親子連れを久しぶりに確認できて少し安堵した。というのもその前日の夕方、仕事を終えて国道の方へ下がっていくと、川向こうの山の周辺で2機のヘリコプターが何かを探すようにホバリングしていたからだ。ヘリは山上では無く中腹よりもさらに低い位置に留まり、まるでオスプレイのような爆音を響かせていた。よく見ると3機のドローンが空中で停止したヘリの周囲を動き回っている。こうした行動を見て、熱感知の赤外線センサーなどで熊でも探しているのか?もしかして人身事故でも・・?と、勝手に深読みしていたからだ。 ともあれ、この親子連れに関わることでなくて良かった。 このヒグマたちに教えてやりたい。「この世で最も怖いのは人間だ。ヒトを怖れろ道路に出るな、ヒトに見られただけで殺される!」 無事と言えば、工房の前の笹原の中にあ