本州以南の人達からは斜め下目線でフンッと言われそうですが、このところ北海道でも26~27℃の夏日が続き、いささかウンザリ気分に支配される昼下がりです。 そんな先日のこと。汗ばむ作業の途中で喉をうるおそうと冷蔵庫からお茶のペットボトルを取り出し、そのまま口をつけてゴクゴク飲んだのです。 身体が要求する必要量を超えるほど喉の奥に流し込み、最後のひとふくみを口の中で楽しんでいるとき、、、何やら歯に触れるような違和感が!! ウン?? 舌の先で確かめてみるとツルンとした丸いものらしい。 ああ、タピオカだ・・・・? いや、そんな訳ないだろ! 口の中に残った物体をそっと歯で噛んで確かめながら、手に持ったペットボトルの底に5センチほど残ったお茶をのぞき込む。 ウワッ!何だコリャ! 真っ黒いタピオカのような、いや、直径1,5センチほどの小さなマリモのような物体が5~6個浮き沈みしている。と同時に口の中の不気味なヤツが顎のちからを奪い取って唇を半開きにする。 冷蔵庫の過信でした。 長く飲みかけのまま放置したお茶を疑いなく口に運んだ自分の失敗です。これは言い訳になるし製造元のキリンに恨みもありませ
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失われた春
コロナ禍はアメリカやブラジルでは今まさに大量の感染者や死者を出し続けていますし、少し前にはヨーロッパ各国がそうでした。ただ、わが国では、「コロナウィルスが猛威をふるい・・」といった表現はどうもいま一つしっくり来ないような気がします。 パンデミック下の海外各メディアからもたらされるショッキングな映像をはじめ、昼夜を問わず降り注ぐ<見えない敵>の情報が、国中をとめどない不安と猜疑心から生じる極度の緊張感で満たしたことは否めませんが、幸いにも破滅的な被害に襲われることなく、おおむね脅威は静まってきたように感じられます。 学者も政治家も誰ひとり科学的根拠を説明できませんし、海外の目にはことごとく常識に逆行しているように見えるという日本の感染症対策は、とにもかくにも経済の収縮傾向と自粛生活にピリオドを打つ状況を許したように思います。 武漢の都市封鎖に始まり、クルーズ船のクラスター問題、非常事態宣言と休業休校の要請、渡航禁止や県をまたいでの移動禁止などをうけて、おおよその国民は大勢に従ってこの5か月の間を半信半疑で過ごしてきました。この間、季節と密接なイベントとしてのお花見や高校野球、入学・入社式
全世界封鎖?
1月半ばに武漢で何やらたいへんな事が起きているらしいというニュースが世界中に配信されたけれど、その時点では一般国民はもとより厚労省の役人だってそれほどの危機感を持てなかったはず。 横浜港に係留されたクルーズ船の中で矛盾だらけの乗客隔離が始まった時もそう。 繰り返される報道で全国民に<新型コロナウイルス>の不気味さが知れ渡った頃、陰性の確信が持てないまま乗客乗員が小出しにクルーズ船から吐き出される。外国人乗客が特別機で帰国し、乗客の大半が下船するタイミングで、それに代わってまるでシーソーの動きのように国内各所で陽性の感染者が報道の主題になっていく。 2月の末には感染者が多発したこの北海道で、全国に先駆けて全小中高校の2週間の休みが決まり、国レベルでもこの措置に同調。この間に<コロナウイルス>は世界100カ国以上に広まり、イタリアやイランでは手が付けられないほどの状態になって、ヨーロッパを中心にパンデミックが起きたと発表された。 今朝の各局のワイドニュースでは、パリやローマの街からは人影が失せ、タカをくくっていたトランプ大統領も国境を封鎖し出入国を規制する措置に出たというのが共通のテーマだ
桜を見る会→サクラを守る会
とくに用もないのにYさんが立ち寄った。ドアに手をかけたまま空を見上げて、 「やーいや、どしたんだべ、ゼンゼン降らねえな!街の方なんか雪融けて道路が川みたいになってワヤだ。今もそこの下の信号んとこでよ、女子高生二人、ガサイ運転する4トン車に頭から泥水かぶせられてよ、可哀想に、泣きそうになってたど。 このまんま春になるんだったらいいったって、そうはいかねんだべなこれが。でも、あんたんとこだって今年の除雪はたいした楽してるべ。除雪機廻すほど雪降ったの2〜3回でないか。」 「いや、オレは肩の手術したってのもあるけどこの冬一回も除雪機使ってないんだ。」 「あ〜そうか、肩悪くしたんだもな。そんなら雪少ない方がありがたいさな。ところでありがたいって言えばよ。ここんとこ毎日毎日新型コロナのニュースばっかりだべ。あれって安倍晋三にとったらほんとに有難いことだと思うど。まあ、国会でも桜を見る会でワイワイやってはいるけどよ、報道と国民の関心は問題にならんくらいウイルスだべ。安倍政権になって一段と強引さを増したすっとぼけとはぐらかしの茶番はもう見たくないしな。」 「隔離して封じ込めるってのは完全に破綻して、ク
やっと冬らしく
観測始まって以来の少雪も、立春が過ぎ、開催が危ぶまれる雪祭りが始まる頃になって、やっと解消されてきたようです。 先日のお昼過ぎ、いつのまにか降り始めた綿雪が、2時間ほどで20cm以上も積もりました。全国ニュースでこんな画像が使われるシチュエーションは災害としてでしょうが、少雪のマイナス情報を毎日聞いている身には、安堵さえ覚えます。 ただ、肩の手術を終えて退院はしたものの思うように動かせない状況は、自宅周辺の除雪さえ出来ない結果を招きます。実際のところありがたいことに異常な少雪で全く除雪をせずに2月まで過ごしてきました。これこそが異常なことではあったのですが、昨日のドカ雪ではご近所さんの善意にすがるようなことになって恐縮の極みです。 現在の気温はマイナス8℃でこれが本日の最高気温。今朝の気温はマイナス18℃。 おそらくこのあたりがこの冬の寒さの底かもしれません。