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正月雑感

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生まれて初めて(たぶん)無抵抗のまま正月を受け入れ、何もすることなくただダラダラと三が日を過ごしてしまった。1冊の本を読むでもなく、見たはずのTV番組も思い出せず、気付けばカラの一升瓶が2本と少し増えた体重。

年末まで少雪だった工房周辺も、正月を挟んで続いた降雪で、それらしい冬景色にはなって来た。
この白い光を浴びながら、今年が少しは良い方向へむかう事を人並に想ってみたりする。

何かに挑戦でもするかのように、歳の瀬も迫ってから安倍首相が靖国を参拝した。分祀問題を無視し、政治家など公人の宗教活動を諌める憲法20条に反しても、個人的に意味のある行為だったのだろう。「誤解はていねいに説明したい」と言うが、何がどのように誤解なのか一切の説明は無い。態度を硬化させる中韓に対しても、「ドアは開いている」という。鍵こそ掛けてはいなくても、秘密保護法案や軍備増強、武器禁輸の見直しや愛国心教育などで堅い扉を閉めたのは我が方ではないか。
しばらくは国政選挙もなく安倍政権の絶対権力は続く、言い換えれば去年1年の間に強引に数々の法案を通したように、自然エネルギー、革新的技術、非戦、社会保障など、この国が世界から認められ評価されるようなハンドリングさえ可能なはずだ。

大納会に顔を出し、「アベノミクスが買いだ」と自画自賛しているようでは、買えそうもない。

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