<今日のリビングはせせらぎに沿った青葉の下。娘や孫たちと、穂別キャンプ場で>
最近は道内あちこちのキャンプ場でたくさんのキャンパーに出会うようになった。北海道、とくに夏場の道東・道北などでは道外ナンバーのキャンパーを多く見かける。キャンパー同士、何かと連帯感を持つ人も多いようで、道路ですれ違う際にはお互いに手を挙げて挨拶、道の駅やキャンプ場では情報交換したり、ときには仲良くなってごちそうになることも・・。
軽自動車を寝れるように改造したいわゆる「軽キャン」から8mを超えるトレーラーまで、キャンパーは形状も大きさも様々だが、そこから降りてくる人たちにあまり若い人はいない。
「まだまだ元気だが、還暦を迎え仕事もリタイアしたし子供の手も離れた。キャンパーでも買って、夫婦と愛犬で長年の夢だった北海道旅行にでも出かけるか。」出会うたび、そんな人たちの多いことに世相を想って得心するし、少し羨みもする。
さあ、そうやって津軽海峡を渡り、はるばる北海道まで出かけてきてくれたのだから、心ゆくまで走り、の〜んびり過ごして楽しい想い出をたくさん持って帰って欲しい。
さて、北海道内のキャンプ場はといえば、様々なスタイルがあるものの、現在では凡そ300ヵ所弱があるようだ。しかし、調べてみると、クルマの入って行けるオートキャンプ場で、ペットを連れていてもOKというところは88ヶ所しかない。お遍路さんでもあるまいし、これをどう解釈すべきだろうか。
欧米のキャンプ場のような当たり前の自由さが無いなかで、訪ねた先でペットはダメと断られ、しかたなく道の駅の駐車場の端っこで一夜を過ごすことになる。
芝生の上でじかに焚き火をする、遅くまでカラオケや打ち上げ花火で騒ぐ、そんなわざわざ禁止しなくても常識で判断できることと同列に、ペットの入場は禁止とするべきことだろうか。
道外から来る人は家族のようなペットを預けて来いとでも言うのか。おそらく管理者は、飛行機利用の短い旅しか経験が無いのだろう。 ・・続く。