
酒と肴を囲んでN氏の若かった頃のことを話していた。 今から40年以上も昔のことを・・。大学入学のために上京し、とりあえず同居予定の兄貴のアパートを訪ねると、中がよく見えないほどのタバコの煙が漂う部屋で、兄貴と知らない同居人達がコタツで麻雀を打っていたそうな。 「いいところに来た。持ってる金を出せ」と言われて親から持たされた大事な金を巻き上げられ、そこにいた皆で出かけてメシを食い、呑み屋で飲んで一晩でスッカラカンになってしまったという。そんな話の合いの手に「バンカラだったんだな」と入れると、すかさず20代の若者たちが「バンカラってナンすか?それって犯罪でしょ。」と反応した。「え?バンカラが分かんないってか? う〜ん、そんならハイカラは分かるか?それもだめか。<ハイカラさんが通る>ってマンガがあったろ・・。あのなあ、ハイカラはハイカラー、つまり上品でセンスがいいってことだ。モボ・モガの後、戦前戦後に流行ったんだけどな、それに対してえ、粗野で野蛮なやからをバンカラって云ったんだな。だいたい男なんて精神が一本通ってさえいれば多少不潔なくらいがかっこいいと思われてた時代だ。キレイ好きな男なんてサ