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今年も・・。

二月の末に突然始まった世界を二分する戦争は、桜の便りを聞いて五月を迎えようとするのに、全く治まる気配を見せていません。

工房の手前にある道際の湿地は今年も水芭蕉の白に覆われています。毎年この白さに触れ、それを誰かに伝えたいとは思うのですが、同じような記事の繰り返しになって新鮮な空気を思いつきません。

 

以下に、ちょうど10年前の今日の記事をコピペします。

2012/4/28 心が少しだけ軽くなります。

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くぐもった冬景色を見慣れた眼に、この明るさはなんということでしょう。
工房の手前100Mほどの道沿いにある湿地に、ミズバショウが開きました。冬のあいだ、気付かずにこびりついていた寒さと暗さの心の垢が、ウェディングドレスのような仏炎包の白さにそぎ落とされます。
この湿地(北海道では通常やち<谷地>と呼ばれる)が湿地らしいのは今の時期だけ。
小さな雪解け水の水溜りは、おたまじゃくしが蛙になるころには水草で覆われ、やがて背丈を越すほどの一面のヨシ原にかわります。

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