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鏡視下肩峰下除圧術

そんな訳で(何が?)、かかりつけの整形外科医の薦めもあって、体調不良の一因である左肩の骨を削ることにした。半年前から悩まされている関節や筋肉痛とは、痛みの原因としてはまったく異なるのだが、余計に出っ張った骨の一部が左肩を吊り下げている腱板に引っ掛かって、動かすと痛みを伴うようになっていた。

5年前にも似たような手術をして、断裂してしまった右の腱板を4本のチタンボルトで固定してもらったのだが、今回もほぼ同じような手術。ただ、腱板そのものをさわるわけではなく、骨を削るだけなので回復は早いという説明だ。

切開する訳でなく、内視鏡などを挿入する4本の穴を開け、関節周辺に水を注入してバルーン状にし、その水の中で作業を行うらしい。全身麻酔が効いていて自分で見られないのが残念だが、内視鏡の画像をモニターで見れたらいいのにと思う。

 

縫合などのダメージは少ないので退院は早めだが、その後のリハビリはそれなりに掛かるし、面倒でもサボらずに続けるように念を押されている。数年間通い続けているこの病院はスポーツ医学の権威を何人も抱え、手狭になった今の病院の隣接地に近代的で大きな病院を新たに建て替えているのだが、引っ越しが終わって新たなスタートが2月の半ばと決まっている。

「新しい方の病院で気持ちよく手術しますか」との先生に同調し、一旦はそのスケジュールで申し込んだのだが、よ〜く考えてみると、リハビリに努めて軽作業が可能になるのが2ケ月後だという。それじゃ春の納艇に間に合わない。あわてて数日後に「今の旧い方でいいからできるだけ早めに手術して」と頼み込んだ。

 

さっきベッドのそばに様子を見にきてくれた執刀医は信頼がおけるし、麻酔医も前回と同じだから何の不安も無い。それに何より今回は左手だ。右手の時の不自由さとは比較にならない。その時は右手が使えないとこんなに困るんだと思い知らされた。まず字が書けない、箸が持てない、ベルトが締められない、挙げ句にケツも拭けない。

 

当人は不安も緊張も無いし、こんな感じで全てこの医者に任せておけば大丈夫と思っているが、身近な人達が色々と心配してくれる。

大丈夫ですよ〜!昼から手術してきます。

 

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