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アライグマ復活!

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幼児の足くらいの大きさで長い指が5本!! 見まちがえようの無い足形だ。
なんてことだ!居なくなったと思っていたのに、やっかいなヤツらが復活した!

このデビルの足跡を残すエイリアン達がこの辺り一帯を支配したのは、今から20年程も前になるだろうか。最近は寄る歳なみでめっきり姿を見かけなくなった近所の通い農家のAさんだが、その頃は色々な作物作りに熱心で、毎日のように足許の土を汗で湿らせていた。そのAさんが顔を合せるとコボしていたものだ。
「やいやア、物置んなかワヤにされたさ!」「とうきびをクマに盗られないようにネット掛けといたんだけど、クマでないやつにガッツリやられた!」「タヌキの子っこみたいだけど顔がとんがっててシッポがシマシマの変なヤツがネットに引っ掛かって死んでるんだわ。」

実際、その当時、道端で瀕死状態の2頭の幼獣を見つけて、道庁の自然保護課に電話してやったこともある。(この時は金曜日で週末を理由に『週明けに保護しに行きますから様子を見ていて下さい』と、こっちがひっくり返るようなことを言われてスッキリしない顛末になってしまった)
それから2〜3年して話題にもならなくなり、この愚連隊のような外来動物にたじろいで姿を消していたエゾタヌキたちも、10年ほど過ぎた頃から時々見かけるようになって、今ではすっかり昔のようにタヌキの親子が平和に暮らす里山が戻ってきたような印象だった。

夜行性のアライグマを昼間に見かけることは滅多にないが、暗い山の中の小さな明かりに引き寄せられるのか、工房のガラス窓にもたくさんの足跡を残している。
そして画像は我が愛艇のオールドシュマールのバウデッキだ。憎む気にはならないが、他の動物の痕跡を見つけた時のようなほのぼの感はあまりないかな。

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