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赤い夕陽と紅い花

今日はそれほどでもないのですが、昨日の空はオレンジ色にもやって近くの山並みさえ見えなくなり、夕陽もいつになく真っ赤でいったい何事かと思いました。
ゴビ砂漠からの黄砂かなとも考えましたが、クルマのフロントガラスを拭いても土ぼこりはついていません。
ラジオが伝える気象台からの情報では煙霧だそうです。
PM2.5と聞こえてすぐに中国の大気汚染を連想しましたが、今回のこの現象は東シベリアの森林火災が原因だと言います。
青空に薄い霞がかかって太陽光が直接伝わらないせいかもしれません。ロシアからの風が冷たく感じられます。

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今年も我が家の庭のエゾムラサキツツジが満開になりました。
春を告げる花として有名なコブシやサクラに先駆けること一週間。北海道の家々の庭にいっせいに花開き、無彩色だった景色に濃い桃色の斑点をちりばめます。
北海道東部では山野に自生するこのツツジ。
丈夫ではあるのですが、冬には葉を落とすので刈り込んで生け垣にするような植栽はされず、かといってメインになるほど大きくもなく、北海道の庭にはあって当たり前という感じで、この時期以外はわりとひっそりと過ごしているように見えます。

この紅い花の勢いや飾らない美しさだけでなく、雪の下に押さえ付けられても決して折れない丈夫な細い枝や、ちぎって鼻に近づけるといい匂いのする小さい葉のことなど、機会をみつけて孫たちに教えておきましょう。

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