年末までに何度も続いた大雪でしたが、年が明けてからは困るほどの吹雪もなく、振り返ってみるとどちらかといえば穏やかな冬だったような気がします。
しかし、その印象のワリには雪解けのスピードが遅く、例年なら、お天気の良い昼間は雪解け水が小さい音を立てて流れ、路面はベチャベチャなこの時期ですが、まだ写真のような状況です。
札幌の根雪の終日は4月4日だそうです。しかし工房のある南区の山中では都心部よりも気温が低く、その根雪が無くなるのも2週間ほど遅れます。ゴールデンウィーク頃にはわずかに残った日陰の雪を利用してビールを冷やせますが、サクラが散る5月の半ばには視界からその白さが消えてしまいます。
それまであと2ヶ月ですか。それでも日は長くなり、陽光にも力強さが戻って雪面に春らしさが照りかえっています。もう少し、もう少しで春のステージが始まります。