先月の成人の日に、東京をはじめ本州各地でパニックを引き起こした降雪の記憶がそうさせたのでしょうか、3日前の降雪予想には関東近辺に緊張が走りました。前日から飛行機の欠航や電車の間引き運転が発表され、欠勤や覚悟の早出出勤の様子をニュースが伝えていましたが、都心部では雪がちらついた程度で、ほとんど雨の積雪無しという肩透かしの天気になったようです。
その時に関東の東太平洋上にあった低気圧は、発達しながら北海道の東の海上まで北上して、日本海とオホーツク海を進んできた2つの低気圧と合体する様相となり、1日遅れで北海道と東北に冬の嵐をもたらしました。
年明けからずっと少雪で楽チンな毎日を過ごしていたのですが、昨日と一昨日は除雪作業の連続。結局例年を超える積雪深になってしまうと、口から出るのはお馴染みの台詞。
「やっぱりなァ、そうは問屋が卸さない・・ってか!」
それでも1日あけて今日は晴天。<さっぽろ雪まつり>をはじめ、小樽や旭川など全道各地で開催中の冬フェス関係者は疲れと安堵で脱力気味でしょう。
嵐は遠ざかり、アスピリンのような粉雪と激しい風が、地上の全てのものの輪郭をやさしい曲線に仕上げて去っていきました。