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何と申しましょうか

<どぜう>をもって自任する我が総理は、ワンポイントだった消費増税を終えてからというもの、就任当初の勢いをまったく無くし、その後の夏以降ほとんど何もやっていません。野党や国民世論が苛立てばイラだつほど、ヌラ〜リクニョリと言葉にヌメリをまぶして、まるで自分に与えられた解散権を含み笑いで楽しんでいるかのようです。

先の組閣も案の定。論功行賞最優先内閣はすぐに骨折頭痛神経痛。「あの人はヤバいんじゃねェ」と誰もが言っていたヤッパリ法相。お嬢様のままオバハンになって笑いもとらずにまたも傲慢さを突き出すワガママ文科相。

そこへ来て、ワガママ振りではひけをとらない石原老人と2万パーセント橋下のチラつく野望。「ボクちゃんもうムリ」と、いきなりドアから出て行った安倍坊ちゃんが、また帰ってらっしゃるとか。

役人は役人で「お上」として、まるで横領横流し公金詐取のような振る舞いを見せてくれています。「<風が吹けば桶屋が儲かる>の諺は本当だったんだァ」と、改めて国民に教え諭してくれるような復興財源のインチキ。

不信と失望の政界に辟易した国民が、3年前の民主党に「正義の味方」を見ようとしたことがそもそもの間違いだったのは、その民主党自身の手で全ての国民に自覚させられたというのに。
これでもかというほど人間の愚かさや醜さを見せてくれる政治屋や官僚に、それでもやっぱり希望を託すしかないのでしょうか。

他人事のように「あってはならないこと」、確かな事実なのに「事実であれば遺憾」、いちおうカッコだけは「厳重に注意する」、本気でヤル気もないし結果も発表しないけど「しっかりと調査した上で」etc.・・ オスプレイの普天間配備や米兵の強姦事件など、このところの沖縄関連では、まるで沖縄県民の人権さえ無視してでもその場をやり過ごそうとする総理や防衛相の発言。

「政治家の口から出ると不信感」 当たり前の言葉が不信の衣を纏わされるのは、その言葉にとっても聞かされる国民にとっても不幸なこと。

人間は言葉を使うようになったと同時に、ごまかしや嘘も身につけてしまいました。

数日前には真っ赤に燃え上がっていたモミジが、今朝は一葉も残さずすっかり裸になって冬を受け止めようとしています。 なんと潔いことでしょう。

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