北海道大学総合博物館で「南極フロンティア展」が開催されている。
北大出身で南極に3度も行っているジャーナリスト阿部幹雄さんから、お誘いと案内を頂いた。
数年前に作って南極に送り、今でも現地で使われている輸送用ソリの内の1台が、持ち帰って展示されているという。自分の眼で確認したかったのと、街中に所用があって同乗していた実物を知らない母に見せたかったことから行ってみることにした。
阿部さんからは、行き先が博物館であることをゲートで告げれば、料金は掛かるが車で構内に入れる旨を聞いていたのだが、守衛は頑として許さない。「大学関係者以外の一般者を入れないのが自分の使命だ」とまで言い切る。「ウチで作ったソリが展示されているので・・」とか、「主催者が館内で待っている」などとねばってみても全く無駄。「とにかく直ちに構内から車を出してくれ」の一点張り。
押し問答を続けていてもしょうがない。かといって車を外に置いて出直しても、足の悪い母を数百メートルも炎天下に歩かせるわけにいかない。しぶしぶ諦めて帰ってきた。
「開かれた大学」を標榜しながら、せっかくの展示も学内関係者だけで残念ではないのか。
やめよう。自分がクレーマーみたいで気分が悪い。