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心が数百グラム軽くなります

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くぐもった冬景色を見慣れた眼に、この明るさはなんということでしょう。
工房の手前100Mほどの道沿いにある湿地に、ミズバショウが開きました。冬のあいだ、気付かずにこびりついていた寒さと暗さの心の垢が、ウェディングドレスのような仏炎包の白さにそぎ落とされます。
この湿地(北海道では通常やち<谷地>と呼ばれる)が湿地らしいのは今の時期だけ。
小さな雪解け水の水溜りは、おたまじゃくしが蛙になるころには水草で覆われ、やがて背丈を越すほどの一面のヨシ原にかわります。

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