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温泉蒸し

鹿部町に出来た道の駅を訪ねてみました。有名な<鹿部の間欠泉>の隣にできた新しい道の駅です。

10年くらい前にも見にきた間欠泉は、イエローストンのオールドフェイスフル等の規模を知る目には、なんとも可愛い噴出量と高さではありました。その記憶はけっこう鮮明に残っていたので今回は入場しなかったのですが、隣の道の駅に面白いものを見つけました。

駐車場の脇に<温泉蒸し処>の看板がついた四阿が建てられ、6基の釜の上に載せられた蒸籠(せいろ)からは勢いよく温泉蒸気が噴き出し、寒さのせいもあって奥まで湯気でよく見えないくらいです。蒸気やお湯で温泉卵を作って売っているところは何箇所もありますが、こうしたセルフで調理できる施設は道内では見当たりません。本州各地にはあちこちにあって、九州別府の温泉街の真ん中で海鮮蒸しの列に並んだこともありましたが、あまりの待ち時間にあきらめた記憶があります。

食材は隣の道の駅の売店で購入しますが、やけどの危険もあるので係の女性が念を入れて使い方をレクチャーしてくれます。

貝・魚・野菜・卵などを買うと、ネットに載せた食材と同時に革手袋と蒸し時間をセットするタイマーを貸してくれ、蒸籠の重い蓋を持ち上げて中のすのこに置いて待つこと7分。

煮たり焼いたりでなく、蒸す事で食材本来の旨みが閉じ込められるのか、塩や醤油をかけなくても「う〜ん、なかなか美味い」。

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