前述の雪はこの10日ほどですっかり消えて、工房そばの谷地には時を待ちかねていた水芭蕉が白い仏炎包をのぞかせています。
今年も冬籠から目覚めたヒグマがいつもの場所に姿を現しました。体の大きさから若いオスのようですが、足が濡れるのもいとわずに採餌に集中しています。
美味しそうなものがあるとは思えませんが、同じサトイモ科のミズバショウやザゼンソウの苦い根を食べて、長い冬に耐えた宿便を出すのだそうです。
人間の側の事情ですが、法改正があって今年から狩猟圧が高まることが予想されます。不用意に人間社会に近寄らず、孤高の獣としての生を全うして欲しいものです。