
アーティチョークって知ってますか。アメリカの大リーグ観戦などの際、ホットドッグやポップコーンと共に、茹でたアーティチョークが売られます。 日本ではあまり見かけませんが、大人も子供も大好きで、茹でたガクを一つずつむしって食べるのが大好きなようです。われわれ日本人が枝豆やゆでトーキビでも食べるようなもんでしょうか。 全く違うものではありますが、森の中のウバユリが、今、そのアーティチョークにそっくりな形になってます。(写真) でもこれは実ではなく花のつぼみなので食べられません。まるで南洋の食虫植物みたいに、濃い緑に血管のような赤い葉脈を這わせて、春真っ先にぼこぼこと地中から盛り上がり、やがて赤味を消しながらその中心に1本の花茎を垂直に立ち上げます。与えられた環境でその育ち方は大きな差がありますが、小さなもので30〜40センチ、育ちの良い株で60〜70センチの高さになると、その位置でしばらく垂直方向の伸びを休め、次々に大きな葉を出して笠のように広げます。初夏の森の中には、太い1本の足に支えられたちいさなテーブルがたくさん出現するのです。このとき、水平にひらく葉が重なることのないように3枚で1周