年別アーカイブ: 2018

arc

スマホめ!

記事イメージ

(知らなかったなんてことがある訳はないのだが)知らない間に春が夏に変わり、知らないうちに暑さのピークもお盆も通り過ぎて、朝夕の空気は秋の冷たさ。 歳をとると一年が早いのはかなり以前から身にしみているが、自分がもうジジイだと自覚しはじめた頃から加速度的に一年が短くなってきた。知らないうちと云えば、使っているスマホの画面から知らないうちにLINEやそのほかのアイコンが消えてしまった。電話だけはつながるのだが、その他のアプリケーションはアイコンをタッチしても『インストールされていません』との表示が出て、ことごとく使えなくなってしまった。 情けないことだが、こういう<神のツール>に関しては全く知識が無い。身近な者に聞いてみるが、素人レベルがいくらいじくりまわしても回復しない。振り返れば前兆は確かにあった。半年くらい前からときどき『内部ストレージがいっぱいです。アプリやデータを削除してください』という表示が出て、おそるおそる保存してあった何枚かの画像や使ったことのないゲームを削除したことがある。しかしそれでもしつこく表示が出るのでコイツを買ったY-mobileの店頭へ持って行って店員に訊くと、も

デジャヴ?

記事イメージ

ひと通り花の時期が終わり、旺盛な緑の勢いに視界のほとんどを占められる夏。 道端の、花房に群れる純白の蝶のような装飾花を見つけてシャッターを押した。 語感も好きなサビタの花だ。 和名はノリウツギで糊空木と書く、その漢字といわれをを確認しようとしてYahooで検索してみた。上から何番目かに見慣れたNORLITE DESIGNS FROM FACTRYの文字。 「ん・・? オレか? なんで?」 2013年8月9日に同じサビタについて書いていたようだ。 記憶は無いが確かに自分の文章だ。何だか気持ち悪いが、また同じようなことをなぞって書くのもヘンな気がして、過去の文章に任せることにする。

室蘭で車中泊

記事イメージ

先日のこと、かねてより懸案だった<室蘭やきとり>を食いに行こうと急遽思い立った。 <やきとり>とはいうものの鶏肉ではない。 豚の精肉を串に刺して軽く塩を振っただけ。 ネギもアスパラも挟まない。 ただの白い薄切りの精肉にたっぷり辛しを塗って口に運ぶ。 これがウマい!何故かウマい!ビールが進む。 その昔、今は亡きローリー達としこたま喰って呑んだ記憶が忘れられない。夕方早めに仕事を終え、2時間ほど走って室蘭へ向かい、白鳥大橋たもとの室蘭道の駅<みたら室蘭>にキャンパーを置いて、繁華街までタクシー拾って呑みに行こう。・・これが道中で家人と考えたプラン。道の駅の駐車場に入ってみたものの、タクシーなんか待ってても全く来そうもない。 しょうがないからどっか街の中まで運転して行くか。 あ〜あ、この時点でノンアル確定。テンション降下気味。 中心街まで行って駐車できそうなところと旨いものを食わせそうな店を探す。 「ええっ!ウッそう」と何度か口をつくほど聞きしに勝るシャッター街。 <鉄冷え>と称される鉄鋼不況はここまで厳しいものなのか。何ブロックか歩いて歩いて、赤い提灯の先の暖簾を押し分け、そこそこ旨いもの

アライグマ復活!

記事イメージ

幼児の足くらいの大きさで長い指が5本!! 見まちがえようの無い足形だ。 なんてことだ!居なくなったと思っていたのに、やっかいなヤツらが復活した!このデビルの足跡を残すエイリアン達がこの辺り一帯を支配したのは、今から20年程も前になるだろうか。最近は寄る歳なみでめっきり姿を見かけなくなった近所の通い農家のAさんだが、その頃は色々な作物作りに熱心で、毎日のように足許の土を汗で湿らせていた。そのAさんが顔を合せるとコボしていたものだ。 「やいやア、物置んなかワヤにされたさ!」「とうきびをクマに盗られないようにネット掛けといたんだけど、クマでないやつにガッツリやられた!」「タヌキの子っこみたいだけど顔がとんがっててシッポがシマシマの変なヤツがネットに引っ掛かって死んでるんだわ。」実際、その当時、道端で瀕死状態の2頭の幼獣を見つけて、道庁の自然保護課に電話してやったこともある。(この時は金曜日で週末を理由に『週明けに保護しに行きますから様子を見ていて下さい』と、こっちがひっくり返るようなことを言われてスッキリしない顛末になってしまった) それから2〜3年して話題にもならなくなり、この愚連隊のよう

もの云はぬ客

記事イメージ

曇天模様が数日続いていたが、久しぶりに爽やかな朝の太陽を肌に感じながら工房のドアを開ける。 次々にカーテンを開けて部屋に光りを取り込んでゆく。 最後の窓のカーテンを左手で勢いよく引いたときだ。その手首にひんやりとした感触とともに結構な重みが。手首に乗っかったというかぶら下がったのはかなりな大きさのアオダイショウ! さほど慌てる様子もなく、手の甲にヌラ〜〜っと不思議な触感を残しながら左の頭の方向へ移動をはじめる。手首に感じる重さがだんだん軽くなってくるのは、少しずつシッポの末端に近づいてきたからだ。このまま自由にさせてはいけない。毒蛇ではない。表に放り出そう。 思い切ってシッポから30cmほどのところを握る。しかしすでに首から先はスチールラックの柱に巻き付き、逃れようとする意思と力をはっきり示してジワジワと棚の奥に軀を移動させる。右手でしっかり掴んでいるのに、いかんせん末端に向かってテーパーがかかり、加えて脱皮したばかりで滑りやすいウロコだ、こちらに勝ち目は無い。 握った手のひらから細いシッポが抜けきった瞬間、視界の右上に別のシッポが・・?? カーテンの上のレールから、さっ