カスタマイズ

オーダーメイドだからできる、自分だけの一艇を

NORLITEのシーカヤックはすべて、注文をいただいてから製作する完全オーダーメイド。
自分だけのオリジナルカラーや、自分流の艤装(ぎそう)など、あれこれと考えを巡らせながら、好みや使用目的にあった、愛着を持てる自分だけの一艇を創り上げてください。


カラーリング

基本的にどんな色でも、ご希望に合わせて製作いたします。ホームページ上でカラーリングのシミュレーションをすることができるので、そちらを参考に完成品のイメージをふくらませてください。
また基本カラーにないこだわりのカラーや、微妙な中間色をご希望の場合も、できる限りそれに近いカラーで製作いたします。

メタリックやラメ入り、グラデーションやマーブルなどの特殊なカラーリングにも対応しております。より高いオリジナリティを求めるユーザーには特におすすめです。

各パーツの配色はお好み次第で無限の組み合わせがありますが、ハルのカラーはできるだけ濃い色を避け、白やアイボリーなどの明るいカラーを選択することをおすすめします。
出艇・上陸時などにできるすり傷や色あせが目立たず、ユーザー自身での補修の際にも比較的簡単に処理が可能です。濃い色のハルの場合、実用には全く差支えなくてもすり傷などが目立ち、中古艇としての処分が難しくなることがあります。
また万が一の転覆・漂流の際の視認性が高いことも、明るい色のハルをおすすめする理由のひとつです。

着色に使用する顔料の特性によって、紫外線による退色(色あせ)が生じる場合があります。通常の使用では大きな影響はありませんが、赤系や蛍光色の顔料は特に退色しやすいため、保管条件によっては数年で白っぽくなる場合もあります。


積層と補強

FRPとは、グラスファイバーなどの繊維とプラスチック樹脂を幾層かに重ねて成型した素材です。 艇体や各パーツは、剛性や必要強度を満たすよう、部分によって2~6層の繊維と樹脂でできています。特にご希望のある場合は、その層を部分的に厚くして補強することなども可能です。

通常使用されるのはグラスファイバーのマット(フェルト状)やクロス(布状)となりますが、ケブラーやカーボンなどの新素材を使用することで耐久性の向上や軽量化を図ることができます。 たとえばケブラー繊維の場合、グラスファイバーよりも耐摩耗性や引き裂き強度が非常に高いため、積層数を減らすことができ、軽量化につながります。


サイズや艤装などのカスタマイズ

ユーザーの体格や希望に合わせて、製作段階でコクピット周辺の艇高やバルクヘッド(隔壁)の位置などを調整することができます。構造上調整幅に限界はありますが、パドリング時のホールド感の向上や、レッグスペースの確保など、細かいご希望にもお応えします。

艇の前後についているトグル(運搬用の取っ手)やデッキ上のショックコードの配置、デッキラインの取り付けや、ラダーの操作用ロープの位置など、艤装の各部分もご希望に応じてカスタマイズが可能です。

※2015シーズンより、艇の前後についているトグルの形状を変更いたしました。
大きさの関係上、ラダーモデルのスターン側は従来と同じものになりますが、今後は写真のものを標準仕様といたします。
旧仕様のものをご希望の場合は、ご注文時にお申し付けください。

分割加工について

分割モデルのあるラサとサライ以外の艇種についても分割加工をすることが可能です。
バウのみ切り離す2分割やラダーモデルの3分割など、運搬や保管場所などの問題を心配されている方にも、最大限お応えいたしますのでぜひ一度ご相談ください。
(写真はトゥカーラの2分割仕様。長さはそれぞれバウ側1630mm、コクピット~スターン側3340mm。)


カヤックの重量について

トゥカーラ・ケブラーハルをお求めいただいた方から、重量が表示より重いとのご指摘があり、調べたところ確かに表示の重量と違っていることが判明しました。
初期の頃に製作された艇重は17kgでしたが、年数を経るうちにケブラー仕様艇の補強箇所が増え、樹脂や繊維の量も増加して平均1kg程度重くなっております。
ラサ、シオン、チニータ等のシングル艇や、それぞれのグラス艇では表示重量との大きな差はありませんが、当HP上ではトゥカーラ・アマタック・シュマールのケブラーハルタイプの重量を変更させていただきます。なお、印刷物のデータは変更までに時間を要しますので、ご理解とご了承をお願いいたします。

カヤック重量はスタンダードタイプの平均値を計測しておりますが、樹脂や繊維の使用量に手作りによる差が生じますし、使用する色数や重ね塗りのゲルコート樹脂量によっても数%程度の増減が発生することをご承知置き願います。
重量最優先のご指示があれば、打ち合わせの上ご希望に添えるように努力いたします。